クローステール
クローステール
[Crorstear]
森を生成する「知の魔女」の末裔。備わっている性質は「知を求めるもの」で、クローステールはその中でも本質的な存在。自分の長い髪が密かな自慢であったが、近年他の魔女にその力を狙われていたため、普段は隠して過ごしている。現在は国立図書館近くに腰を下ろし、迷子本を生成することで自分の力を養っている。幼少から魔女修行に頑張っていたため、周りの魔女の中ではかなり有名。幽霊の子供たちは彼女の管理下。
「Ete isoow utijnih sinih sataw.」
ハイス
ハイス・バーク
[His・Burke]
検閲者として長年働いている青年。最年少のオーヴェインと共にパートナーを組み、国立図書館の検閲対応をしている。
基本的に責任者であるハイスの検閲が行われていなければ図書館に本を入れることは出来ない規定となっており、図書館には毎日出入りしている。シアには睨まれる日々を送り続けているものの、仕事と割り切って泣かないようにしている。
「シアちゃん、怒らなきゃ美人さんなのになあ……」
オーヴェイン
オーヴェイン・ベル
[Orvein・Bell]
昨年検閲者として働き出した最少年の青年。ハイスと共に国立図書館の検閲対応を行っている。
ブランに少し気があるのか、図書館で見かけるたびに声を掛けている。しかしハイスの件もあってか、ブランもオーヴェインに塩対応なため、こちらは若干泣いて帰る様子。
「ブランちゃん、今日も怖かったよぉ……」
ティン
ティン・ガーランド
[Tin・Garland]
図書館に入り浸り、本の校正をしている老人。図書館に入る予定の本を担当していることもあり、シアたちもよく話しかけている。
シアやブランが移住者で、一部の権利が保証されていないことを心配しており、たまにお茶など誘ってはこっそり裏事情を話している。
「シアちゃん、ブランちゃん、あまり無理はしちゃいけないからね」
スヴェトロニカ
スヴェトロニカ・ノースブルック
[Svetronica・Northbrook]
図書館の近くに店を開いている古籍商。その正体は「紙の魔女」。クローステールとは旧知の仲。
民族衣装を好み、いつも各国の衣装を身に纏っては、店奥で本を読み耽っている。いつもはニコニコと微笑んでいるが、作業中は真顔で過ごすため、影で二重人格と噂されている。
「楽しむことは、その日その一回きりかもしれないわ。だから目一杯楽しみましょう」