ヴィモール

ヴィモール
[Vimorr]

 廃墟の楽園に招待された、とある双子の兄。
 現世では生死を司る精霊の子供であり、妹であるモルテウィータと共に修行していた。見目は幼く多少大人びた発言をするも、ほぼ見目通りの年齢であり、物事の善悪が完全に見極めることが出来ない。モルテウィータが例え死を選んだとしても、傍観する程には物事への興味がない。箱庭を脱出する条件は”全てのヒトが生きることを諦めること”。

「この廃墟を作ったのは誰なのだろう、僕らがいてもいいところなのかな」
 

モルテウィータ

モルテウィータ
[Mortevita]

 廃墟の楽園に招待された、とある双子の妹。
 現世では生死を司る精霊の子供であり、兄であるヴィモールと共に暮らしていた。見目以上に大人な発言はするものの、実際に彼女が話している言葉とは限らない。ヴィモールの言葉を虚言だと思っている節があり、適当に答えを返している。箱庭を脱出する条件は”全てのヒトが死ぬことを諦めること”。

「この廃墟を作ったのは誰なのでしょう、私達が生きていけるところなのでしょうか」
 

ラシィ

ラスヴェート
[Rasvete]

 廃墟の楽園へ最初に招待された、とある貴族の少女。
 足に怪我を負っており、常に鎖に繋げられた鳥籠を使っている。歌がとても上手く、一人でいつも花畑の上で歌っては、一日を過ごしている。最近湖から顔を覗かせた人魚姫が気になっており、彼女に歌を聴かせる喜びが増えたようだ。リコからは”花調べの姫”と呼ばれている。実は水が苦手。箱庭を脱出する条件は”全てのヒトが歌を忘れること”。

「鳥籠の歌姫は、幸せに暮らしました。鳥籠の中でも、幸せに」
 

リコ

リコフォス
[Ricofoss]

 廃墟の楽園に来てしまった、”招かれざる客”である人魚の少女。
 彼女がいた国では末妹の姫として暮らしており、初めて水面から顔を出したのが廃墟の楽園の湖だった。ラシィの歌声が好きで、用事がなくともちょくちょく顔を見せに来る。一番キライな物は”他人を認めない、共存を許さない何か”。招かれていないため、箱庭を脱出する条件はなく、自由に行き来することが出来る。

「ラスヴェート、今日もお歌、聞かせて!」