村主 詩那

すぐり しいな
[Shiina Suguri]

 とある大学図書館で働く司書の女性。元々は街の図書館で働いていたものの、魔女核の所有者であることがバレてしまい追われてしまった。几帳面な性格で、本の場所をすぐに覚えては整理整頓を完璧にこなす。また、春香や駿とも知り合いで、情報の共有を行っている。
 所有核は「金狐」。追加能力は魔法を無効にすることが出来る「狐火」。とある国でメイドとして、また補佐官補佐として、様々な面から英雄たちを手助けした女狐。詩那自身は記憶に感謝しており、出来る限りハンターに対抗する構えを取っている。  

「この子は、何も悪いことをしていないわ!」
 

高崎 八尋

たかさき やひろ
[Yahiro Takasaki]

 日本中を旅して回る活発的な青年。10人いれば10人がイケメンと称する程の美男子で、スポーツ万能。魔女核の所有者で、一度ハンターから逃げたものの家族や友人が巻き込まれることを嫌って家から飛び出した。母親から継承されたものであり、母親が黙って息子に旅をさせているのも理由が分かっているから。
 所有核は「黒鷹」。追加能力は魔法を無効にすることが出来る「加護無き翼」。どこかの国で先駆隊の部隊長として英雄となった黒鷹の青年。一族最後の黒鷹で、一族を滅ぼされかけた経験があるものの、信念と復讐を糧に生き残った。長きに渡った戦争を終結に導いた立役者の一人でもあり、八尋の記憶はそういった彼と仲間との絆の記憶。  

「なあ、黒鷹さん……幸せだった? 俺は幸せ、幸せになるから」
 

北条 天音

ほうじょう あまね
[Amane Houjhou]

 天才子役としてテレビにも出演する少女。あまり人と話をするのが上手ではないのか、仕事場以外ではあまり話そうとしない。魔女核の所有者であり、記憶の影響で星の観察をよくしては記憶の中の少女にも見せたかったと悔いている。記憶奪略・保持に中立的な立場を貫く。
 所有核は「天文学者」。追加能力は自分の位置秘匿が出来る「星降る夜の燈」と魔法威力増大を行える「暁星」。髪の裏に星を飼う、天文学を愛し、最年少の学者として世界中から称賛された少女。星や月が特別好きで、"夜空を天駆するもの"と称される程の魔法使いだった。  

「誰も好きにならなくていい……誰も、見なくていいの」
 

古谷 花蘭

ふるたに からん
[Karan furutani]

 クラシックバレエで活躍する少女。繊細な動きと表情に魅了される者が多く、ブロマイドも販売されている。魔女核の所有者であり、記憶の影響で花を異様なほど愛している。記憶を無くすことは自分の生涯に関わると信じており、頑なに記憶奪取を拒む。
 所有核は「花狂姫」。追加能力は物理無効を行う「茨ヶ路」と魔法無効を行う「狂花の開花」。とある国で花の女王として君臨する予定だった少女。体には花が咲いており、植物を自在に操る能力があるが、焔を見るだけで発狂してしまう。

「私の命も記憶も、私だけのものよ。誰にも奪わせたりしないわ」
 

上藤 章

うえふじ ふみ
[Fumi Uefuji]

 街の旅館にて若女将を努めている女性。男勝りであり、旅館の男たちも恐れる程。魔女核の所有者であり、主人公である梓とは一度やりあっていることもあって犬猿の仲。記憶を守ること=旅館を守ることと捉えており、しばらく手放す気はない。
 所有核は「紫華の騎士」。追加能力は魔法無効の「魔封じの鏡」。とある国で師団長騎士にまで登り詰めた女性。飾らない素の性格と男勝りな性格で、周囲の人気、特に女性陣からの人気が高い。

「楽しい時間はいつか終わるものだから。だから、私は今生きているの」