築山 美桜
つきやま みおう
[Miou Tsukiyama]
梓と同じ中学に通う女子生徒。お洒落に気を使っており、休日には大人に混じって化粧品などの買い物を楽しんでいる。魔女核を手放したいと思っていたが、同級生である梓の考えを聞いて考えを改めようとしている。
所有核は「蝶の精霊」。どこかの国の森で奉られた蝶の女性。美しく、風を読むことができることから予見者として崇められていた。美桜が知る記憶は殆ど迫害を受けた精霊の記憶しかわからず、そのため悪夢に悩まされていた。
「喜んで差し出すわよ、こんなの……こんなの、彼女は幸せじゃないことしかわかんないのに」
水野 沙綾
みずの さや
[Saya Mizuno]
梓たちが住む街の隣にある市の、小さな高校に通う少女。裁縫が得意で、よく近所の子供達に手縫いのコサージュやポーチなどをあげている。魔女核の所有者であり、記憶が完全に開放されている「ヴェーチノスチ」。
所有核は「癒術士」。追加能力は位置把握・位置秘匿を行える「調律」。とある国で唯一の魔法使いとして讃えられていた女性。水と音を使う魔法使いで、彼女が歌った後には花畑が荒れた土地にもできるらしい。
「知ってる? 人間ってね、頭を撃ち抜かれたら死んじゃうんだよ」
苗代 一翠
なわしろ いっすい
[Issui Nawashiro]
花蘭と同じチームで活動しているダンサーの青年。記憶が完全に開放された「ヴェーチノスチ」の一人であり、同時に魔女核を守ろうとしている団体に所属している。魔女核の影響もあって、一人で動くくせがある。
所有核は「黒騎士」。とある国で黒騎士として密かに活躍した少年。元々農家の出身で騎士の身分には上げてもらえなかったが、長年に渡って鍛練し身に付けた技術活かすために黒騎士として国に仕えた。
「花蘭に手を触れるな、俺たちはもう二度と悲しみを増やしたくないんだ!」
セレーネ
セレーネ・ノリス
[Serane Norris]
ウィアベルに魔女核を奪われた女性。元々はスペインの踊り子であったが、ハンターに襲来されたことをきっかけに世界中を飛び回っている。魔女核をもう一つ所有しており、それを使ってウィアベルの殲滅を計画している。
所有核は「踊り子」、奪われた核は「天女」。「天女」は既にウィアベル内に保管されている。
「誰のためでもないでしょ」
ニュアージュ
ニュアージュ・モラン
[Nuaeju Moran]
精神学を研究していた、イタリア出身の研究者。魔女に関する研究を秘密裏に行っていたが、同僚に見つかってしまい、魔女核狩りの発端となってしまった。