クラベス

クラベス・ディクタトル
[Cravesse・Dictator]

 アルストメリア王国とフォブルドン共和国、両国の同盟軍軍師を務める少年で、『虚偽のテオロゴイ』。
 見目は13歳だが、実年齢は100歳を超えていると思われている。この物語におけるもう一人の主人公。
 ティリスの夢に現れては、役目を果たせるようにちょっかいをかけている。子供扱いするとキレるが、大人扱いするといきなりあわあわし始める、扱いが難しい奴。

「邪魔するなら容赦しないよ。例えどんな強敵であろうと、味方だろうとね」
 

ナヴィリオ

ナヴィリオ・オクシペタルム
[Navilio・Oxypetalum]

 フォブルドン共和国国軍将軍を務める青年。同時に、アルストメリア王国とフォブルドン共和国、両国の同盟軍将軍を務めている。
 武器に双剣を使用することから「両翼の騎士」と呼ばれる。
 クラベス同様、見目は25歳だが、実年齢はその4倍以上と言われている。相手を褒める時に癖で髪をそっと手に取る癖があり、一部から女たらしと呼ばれている。

「世界に見捨てられた俺たちのことが、お前らに分かってたまるものか」
 

ミラーレ

ミラーレ・フォン・クラスペディア
[Mirale・von・Craspedia]

 星降りの森に存在すると言われる、竜の谷の番人を務める青年。
 魔法技術の標準化に携わり確立したことから「蒼穹の賢者」とも呼ばれており、彼が残した研究成果の殆どが基礎魔法の礎となっている。
 主人公・ティリスとガディーヴィの育て親でもあり、彼女等の名字は彼の名字をもらったもの。クラベスたちとは何か繋がりがあるらしい。とある理由から眼鏡がいらなくなる程に視力が回復しているものの、お気に入りで眼鏡を捨てれない。

「僕は人間を信じていたいんです」
 

キャロル

キャロル・イル・アルストメリア
[Carol・il・Arstmeria]

 アルストメリア王国の双子女王の片割れで、二つ名に「緋翼の歌姫」を持つ、17歳の少女。
 実年齢は70歳と言われているものの、本人もその年齢は分かっていない。
 お菓子や可愛いものが大好きだが、出来る限りお姫様になりきるために頑張った結果であり、実はやりすぎたと若干後悔している。歌は最高に上手い。

「いつかがあるなら、またね、愛おしい我が子」
 

ノエル

ノエル・イル アルストメリア
[Noel・il・Arstmeria]

 アルストメリア王国の双子女王の片割れで、二つ名に「蒼翼の戦姫」を持つ、17歳の少女。
 キャロル同様、実年齢は70歳と言われるも、本人はそれ以上だと思っている。
 キャロルとは趣味が違い、ドレスよりも騎士服を好む。そのせいで何回も胸辺りが破れて採寸をしまくった経歴あり。

「私たちは二度とあの惨劇を繰り返してはならない、二度と――二度も大事な子を失ってたまるものか」
 

レオノス

レオノス
[Leonos]

 アルストメリア王国将軍を務める青年。
 金竜、銀龍、白竜、黒竜のどの竜族にも当てはまらない、「無陽の黒銀竜」と呼ばれる世界でたった一匹の竜種族。
 クラベスの契約竜でもある。髪を伸ばしているのは、竜の尻尾みたいに見えそうだったから。

「大人しく地に這いつくばってな、ガキ共」