シルヴィア

シルヴィア・ローレンティア
[Silvia・Laurentia]

 この物語が始まるきっかけとなった、虚偽を司る少女神。
 元々は人間だったが、先代の虚偽の神から神格を受け継ぎ、現在に至る。
 誓約により全ての魔法がバラの花弁を模した欠片を纏うため、その戦いは常に優雅な光景となるらしい。
 クラベスとおそろいの、赤鋼の髪飾りがチャームポイント。歳のことを聞くとかかと落としを食らう。

「私が存在しなければ、貴方も存在しなかった。単純でしょう、世の作りって」
 

ライティス

ライティス・フォン・ハルシオン
[Ritis・von・Halcyon]

 シルヴィアによって神格を受け継がされた、真実を司る男神。
 元は古ハイマート王国の王宮騎士団長であったが、とある理由でシルヴィアと一緒に行動、真実の神となった。
 ティリスたちギルド・インペグノのことを見守りながら、時が訪れるのを待ち続けている。

「そう、単純だ。単純だから、僕は君のことが一番嫌いなんだよ」
 

アイギス

アイギス・エクセントリア
[Aiguis・Ecsentria]

 百年前のハイマート王国の、国立研究所第一班班長にまで若くして上り詰めた、とある青年。
 水晶研究の第一人者であったが、エルフの森で実験に失敗し、エルフと人間との交流に亀裂が走るきっかけとなってしまった。
 実験の際に命を落としたとされている。

「もっと、話しておけばよかった」
 

ヴェーチェル

ヴェーチェル
[Verthel]

 星降りの森に現れる、黒髪に菫色の瞳を持つ少女。
 普段から魔物を従えており、彼女の指先だけで人を襲わせることが出来る。
 普段は無口だが、喋りだすとシルヴィアとよく似た口調で毒を吐き出すことが多い。

「――それで、このヴェーチェルに何の用だ」